2021年の代掻き2回から田植えまで
1回目・荒代掻き
2021年6月10日(木)、田んぼに水が入ってしばらく経過し、充分に馴染んだかと思われますので一回目の代かきを行いました。他の地域は知りませんがこのあたりで私のように代掻きを二回する農家はほぼ皆無だと思います。自分が二回の代掻きを行う理由は1に田植えをできるだけ遅らせたいのと2に雑草対策です。ざっと代掻きをして雑草がポツポツ発芽してくるのを待つ作戦です。さぁ、今年もうまくいくかどうか。ちなみに両隣の田んぼも含めて周辺ではもう既に田植えが完了しています。
2回目・植え代掻き
2021年6月17日(木)にちょうど一週間の間隔をあけて2回目の代掻きに。狙い通り無数の雑草が発芽をはじめていましたので、トラクターで一網打尽作戦決行です。
こやつがこそが夏場にヘトヘトにされる苦労の根源。それにしてももの凄い成長力で稲では到底勝負になりません。完敗です。短期間で見事なまでに深いところまで根を伸ばしてます。憎っくきヤツではありますがこの動きの早さ、七転び八起きのしつこさ、どんな環境にもの対応力は人として見習うべきところの多い雑草です。とにかく生命力が凄いですね。「雑草魂」なんて言葉もありますが、まさにこやつの事だと確信します。
いつまでたっても難しい代掻き
毎年思う事なのですが代掻きってホントに難しい。綺麗な仕上げは縦縦横とか縦横縦とか言って自分もそのように行うのですが、表面は美しくとも土を練り過ぎの感があります。練り過ぎると土の中が酸欠になって初期の根の生育が良くないとか。均平化と雑草の練り込みがうまく出来て土の中も酸欠にならないようにするのがベストなのですが、本当に難しいです。
いままでは代掻きの後、田植えまで何日か間隔をあけてましたが今年は翌日植え付けを試みます。
田植え
今年はいままでした事がなかった代掻きの翌日田植えを行いました。土を練り過ぎず、苗が良かったら可能だと思ってやりましたが全然大丈夫。普通に植え付けできました。特に今年の苗は上々でした。
田植えに作業には大きく分けて田植え機に乗る仕事と苗を運ぶ仕事に分かれますが、今年からお母さんに機械に乗ってもらうことにしました。普通に考えて苗運びの方がずっと力仕事なのでこちらの方が理にかなっていますよね。体重も自分の半分くらいなので機械の動きも何気にスムーズです。田植え機も軽くて喜んでいるはずです、多分。
もちろんお母さんも田植え機に乗るのは初めてではない(農家の娘ですから)のですが、バッチリ上手に植えてくれました。無事に田植えも終わってこれから毎日田んぼの管理が始まります。今年も夏は暑くなりそうですが、気を付けながら頑張ります。毎年数回、熱中症になりましたが今年は注意を払って熱中症にならない事も今年の目標です。去年なんかは高熱が出てもコロナのこともあってなかなか診察してもらえず病院探しが大変でした。