先日つくったPING EYE2+の出来栄えが思いのほか上出来で、そうなるとこのアイアンと流れが良いFWが欲しくなり、急きょ手持ちのテーラーメイド初代Vスチール3W5Wのリシャフトをする事にしました。「ピンアイ使うんやったらフェアウェイウッドもピンにせえへんの?」といった声も聞こえてきそうですが、それは違います。私自身テーラーメイドって、ハッキリ言って嫌いなメーカーです。そんな私でもこのモデルだけは別で、自分の中ではFWと言えば初代のV-steelこれ一択です。構えた時の顔つき、方向性、弾道の強さ、抜けの良さetc・・新しいのも試しに打った事ありますが、断然コイツです。使い倒して傷もはいりまくってますが手放せません!穴があくまで使うつもりです(笑)
このモデルは2003年発売なのでもう14年前のモデルになりますが、古くても良いモノは良い。中古ショップなんかでもめちゃめちゃ安く売っているので、知らない人にはぜひ使ってみて欲しいと思います。
シャフトはプロフォースV2のハードスペック目で
スプーン用に85X、クリーク用に95Xを用意。これも長年気に入って使っている好きなシャフト。
Vスチールはウッドながらも350tip
シャフトは335tipなので、このままだとゴソゴソ。で、専用のアルミ管スペーサーを使用します。ウッド系は大抵335なのに、なぜこれは350tipなのでしょうね?
組み上がったので計測
こちらは5W、総重量355gでバランスD1。なかなかいい感じ。
こちらは3W、総重量356gでスイングバランスD8。うーん、これはちょっとヤバいかも?重量も逆転してしまってるし、あちゃー。
試しに打ってみた
5Wは良好。しっかり叩いていっても、ふけることなく程よい高さの弾道で方向性もかなり良好。おまけにしっかり距離も出て、これぞまさにドンピシャ!で次は数値的にちょっと微妙な3Wを打ってみたところ・・やっぱりあかん!!バランスが出過ぎているせいなのか、しなり過ぎな感覚で開いて当たるか、待てば巻くかで方向性が定まらず。もちろん私のスイングのせいもあるでしょう。もっと上手な人がスイングすればそんな事ないかも知れませんが、ちょっとこれは・・残念な結果ですねー。
これもヘッド重量があともう少し軽ければバッチリなんやろうけど・・、ヘッドとシャフトの相性とでもいいますか、ほんのちょっとした事なんでしょうが難しいもんですねー。
なんやかんや言ってもやっぱり数値って正直ですね。さーてと、どうするか?シャフトカットで凌ぐか、シャフトを他の銘柄にするか・・要検討です。
3Wはシャフト変更で対応
5Wの感じがいいのでV2も捨てがたい。けどこれ以上シャフトを短くするのもなんだしってことでシャフトを変更する事に。いまのところウェッジ三本とドライバーで好印象のコンポジットテクノさん「ファイアーエクスプレスFW 75X」をつっこんでみることにしました。このシャフトなら十中八九間違いないと思うのですが。
ファイアーエクスプレスFWで組んでみた結果
長さ43.5インチで344グラム、バランスD3と理想的な数値。これは結構ええかも!
実際に打ってみた感想
数値って嘘つきませんね。何の文句もありません、サイコーの一言です。古い初代Vスチールではありますが、やっぱり良いものは良いです。構えやすく打ちやすい、弾道強く距離も出る、方向性抜群で本当に魅力的なスプーンにグレードアップしてくれました。
こんな自分でやるクラブいじりって思惑通りにいかない事も多いけど、これはこれで楽しいし、今回のスプーンみたいにハマった時って感激! いづれにせよ自分で考えて、自分で組んだクラブで行うラウンドもこれまた別格ですね・・!