長期間おいしく、虫が発生しないおすすめの保存方法をお知らせします。本当は年中13℃ぐらいをキープできる保冷庫があればベストですが、一般の家庭では現実的ではありません。この方法は毎年秋に一年分のお米を購入されている方もされており、一年後も新米に近い味をキープできて虫の発生も皆無との事です。私自身も試しに行いましたが、虫の発生は皆無でした。
お米の虫と言えば穀象虫(コクゾウムシ)ですが、この虫は25℃から30℃位になると活発に活動し、18℃以下になると活動を休止します。従って虫の発生に注意する時期は概ね3月から11月となります。
- 玄米が呼吸することによる劣化
- コクゾウムシの発生
- 湿気によるカビの発生
これらの諸問題を衣類や布団の圧縮袋を使用し、真空状態にして解決しようとする方法です。
60センチ×80センチの圧縮袋を用意します
圧縮袋も大きさが色々ありますが、玄米の保存に使うなら60センチ×80センチがピッタリ合います。
圧縮袋はなんでも良いです。ネット通販で買える安価なもので十分。我が家では6枚で1000円程度の圧縮袋を使用しています。
口ひもをほどいて袋の口を開きます
米袋の中の空気も抜けやすくするため口ひもをほどいて口を開きます。
そのまま圧縮袋の中へ入れます。
※脱酸素剤として「使い捨てカイロ」を一緒に入れておくとさらに良いです。
再び空気が入らない様、圧縮袋の口はしっかり締めて下さい。
掃除機で空気を吸い出す
掃除機の負担はかかりますが、しっかり目に空気を吸い出して下さい。
冷暗所で保存
直射日光の当たらない、なるべく暗くて涼しい、風通しの良い場所にて保存して下さい。積み重ねてもOKです。(空気が入っていないか時折点検してみて下さい)
この方法を行うことにより玄米の呼吸が止まって仮眠状態になるそうです。また、コクゾウムシについても、たとえ卵があったとしてもほぼ真空下ですので孵化できません。虫はお米が無農薬であればあるほど発生しやすく、まさに私がつくるような無農薬米に適した保存方法と言えます。
板のようにカチカチにかたいので立てて保存することもOKです。
お米専用の圧縮袋も発売されています
株式会社アサヒパック 玄米キーパー
一般的な圧縮袋より割高ですが、専用品だけに使い勝手は良いかも。繰り返し使えるのならアリですね。