今年もトラブル無く、お世話になったクボタのコンバイン。
実はこのコンバインは数年前に会社の同僚宅から交換トレードでやってきてくれたコンバインなんです。(一年落ちの状態なので新車同様でした)
それまで我が家ではイセキの3条刈りでFrontier Fighter 328ってのを愛用してたのです。このコンバインは義父が稲作を拡大する時に購入したもので、毎年四町分ほどの稲刈りをこなしてよく頑張ってくれました。3条刈りとはいえ、4条はいってしまっても全然OKだし、粘り強いパワーがありなんといっても足が速い。本当にお世話になってたのですが、近年私の代にかわってからは作付けも大きく減らしたので、大きな車体とともに少し持て余し気味ではありました。
ちょうどタイミングよく、会社の同僚が稲作を拡大するというのでトレードと相成りました。
で、このクボタのエアロスター ラクティー ER213が今の愛コンバインとなったわけですが、このちっちゃいコンバインが小規模零細農家にとってはなかなかええ仕事をしてくれるんですね。
最大の魅力は2条刈りなのに全面刈りなところ。農家の方ならわかると思いますが、写真で説明しますと
向かって左のキャタピラ部分をご覧ください。刈り取り面積よりキャタピラの幅が広いので、刈残した部分は運転席下のキャタピラが稲を踏み倒してしまうことになりますね。
続いてこちらが我が家の全面刈りで、キャタピラの幅よりも刈り取り幅が広くなっています。これはスゴイ事で、このおかげで
- 中割り自由自在
- 右回り、左回りどちらもOK
- 四隅を刈る必要がないため、完全手刈りゼロ
とまあ、早い話が坊主頭をバリカンで刈るかのごとく自由自在に効率よく、好きなように刈れるという事なんですねー。
さらに使ってみて良い点として、ワンタッチで刈取作業に移れる「楽刈ボタン」がついてる点。従来では刈取前に4つの操作(エンジン回転の自動調整、脱穀クラッチ、刈取クラッチ、自動こぎ深さ)をボタン1つのワンタッチで刈取開始が出来て、誤操作によるトラブルを防いでくれます。あと、もう一つは燃費、まぁ小型機だから当然かもしれませんが、今までに比べて半分以下の軽油で済みます。
一方のデメリットといえばひとつだけ、グレンタンクの大きさです。これはもう少し大きくできなかったものかと・・・
最初のうちは田んぼを一周できません。途中で一杯になりバックして戻ってくるのが少し面倒ですね。
まぁこれ以外はなに一つ不満の無いコンバインで大切に末永く使ってゆきたいと思っています。ちっちゃくて、丸目のライトとともになんとなく愛嬌があって可愛いヤツなんです。
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