自分がお米作りをしていてもっともロマンを感じる点、それがこの種もみの爆発的な成長性。この写真の通り農協さんから購入したヒノヒカリの種籾1袋3Kgを三袋。合計でたったの9Kgしかないモミが約五ヶ月後の秋には約3000Kgのモミをつけてくれるなんて、なんて素晴らしい。この途方もない成長力には心からロマンと植物の凄さを感じてしまいます。
今年の種もみ
農協さんから仕入れたひのひかりの種籾。北葛城郡の石田さんという方がおつくりになられたようです。
注意書きとして薬剤による消毒と書かれていますが、農薬を使わないことにこだわる自分は何もしません。万が一病気が発生したなら潔く今年の稲作を諦める覚悟です。
モミの浸水
よく洗った桶にモミをセット
充分に浸かるまで水道水を入れます
金魚用のブクブクをセット
たったこれだけですが、生きているモミですのですぐに呼吸をはじめて酒粕のような香りがしてきます。この状態で発芽寸前まで水に浸しておきます。
籾落としをしました
5月5日にお母さんと息子たち二人の四人で籾落としを行いました。その後はさっそくプールに並べて水を入れます。この状態で三日もすれば新しい芽を出してくれます。苗箱の土入れもお母さんと息子(弟)とでやっていてくれたおかげで今年は楽をさせてもらいました。感謝、感謝!
発芽してきました
ゆっくり、順調に発芽がはじまりました。がっちりとした健康な苗に育っておくれ。
籾落としから二週間がたち、しっかり育ってくれています。
田植え直前の苗
ここまで一切の肥料なし、水と光だけで育ってきました。一本の垂れ葉もなく、ピンと天をさす姿に勇ましさを感じます。今年も良い苗に育ってくれました。
すごい根張りで完ぺきなマット形成。
いよいよ明日、田んぼへ移植となります。